皆さん、こんにちは。
時々見かけるんですが、レイアウトと構図を混同して話す人が結構いるんですよね。どちらもビジュアル表現に関わるものだから、混ざってしまうのも無理はないです。打ち合わせなどで共通語として使う際に、話がずれたりするので困る時があるんですよね。
レイアウトと構図について簡単に言えば、レイアウトは「物の配置」、構図は「画面に対象をどのように見せるか」、つまりカメラアングルなどですね。
↑レイアウト:物の配置。
↑構図:対象をどのように見せるか。
ただ、業種によってこの二つの定義は少し異なることもあります。
例えば、ウェブデザインなどのカメラが存在しない媒体では、レイアウトという言葉は使いますが、構図という言葉はあまり使われないかもしれませんね。視線誘導と言う意味で使われることはあるでしょう。
映像作品などカメラを使う媒体では、両方の用語が頻繁に使われます。ただ、構図の意味としては、画面に対象をどのように見せるかになるので、カメラアングルだけではなく、照明や細部の質感などの意味を含める場合もあります。
「レイアウト」と「構図」は、どちらを最初に行うと良いのでしょうか。
基本的な考えとしては、1.レイアウト、2.構図の順番に進めることが多い気がします。しかし、細かく見ていくと、1.全体のレイアウト、2.構図、3.画面に対してのレアウトという流れになると思います。
具体的な内容で説明すると、
1.舞台の設定:舞台に必要な物や人物の配置を決める。
2.カメラアングルを決定:対象をどのように見せるか決める。
3.画面の調整:物の配置や照明を調整をする。
という感じでしょうか。
例えば、実写の撮影ではこの流れがイメージしやすいかもしれません。アニメ制作などでは、絵コンテの段階で1と2の工程まで行っている感じですかね。
今まで話をした内容は、最初からすべて制作する場合の工程です。少し特殊な事例を考えてみましょう。例えば、Vtuberの配信画面など、あらかじめ素材があった場合はどうなるでしょうか。
このようにバラバラの素材がある場合、どのようになるのか。
まずは、1のレイアウト工程と同じように、舞台として配置してみます。
2の構図工程では、キャラクターの向きや背景のパースなどは決まっているので、カメラアングルを大きく変えるのは難しいです。しかし、フレーミングや画角の印象を調整することはある程度できます。
大きさを変更することで、望遠カメラの印象にしたり、キャラクターの立ち位置を変更して画面のバランスを調整するなどができます。
同じ素材を使っても、配置や大きさを変更することで印象が大きく変わったと思います。
位置を動かすと、物を動かしたことになるのでレイアウト調整のようですが、同時に画面としての見せ方を調整したことにもなるので、構図調整にもなります。このように素材がすでにある場合は、構図とレイアウトの調整を同じタイミングで行うことになるので、混乱しやすいポイントになりますね。
レイアウトと構図を正しく理解し、適切に調整することで、より魅力的な映像やデザインを作成しやすくなるでしょう。技法を使い分けて、より魅力的な作品を創り出しましょう!