みなさん、こんにちは。
最近、Shoostの次のアップデートに向けて、カラーグレーディングの手法を色々と調べていたんですよ。改めて調べてみると今までなんとなくやっていたことを言葉で説明できるようになり、より詳しくなれた気がします!
さて、そんなカラー調整のコツを活かして、今回は実写の背景とアニメキャラクターの色味を合わせる方法をご紹介したいと思います。
色を合わせるのに大事な工程は、大まかに分けると以下の3ステップです。
1.輝度を合わせる。
2.RGBの色をそれぞれ個別に合わせる。
3.全体のバランスを調整する。
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
まず、実写にアニメキャラクターを配置した状態から始めます。この状態からキャラクターを実写画像の色に合わせていきます。
画像を白黒にして輝度を見やすい状態にします。
白黒にしたら実写画像の明るい場所と暗い場所を見つけて、その輝度とキャラクターの輝度を合わせるように調整をしていきます。
今回は配置したい位置の近くに人物がいるので、その人物の白い服を基準に明るい場所と暗い場所を選定しました。この部分と同じ輝度になるようにキャラクターを調整します。調整したいところだけ分かりやすいように、黒で塗りつぶした画像を重ねるなどをすると比較しやすくなると思います。
今回はレベル補正を使って調整してみます。赤丸の付いているところを変更して調整します。
レベル補正を使って、明るい場所と暗い場所の輝度が同じくらいになるように調整をしました。
更に細かく確認をするために、画面全体に対してレベル補正を適用して、ガンマ値を上げ下げします。そうすると、暗い時や明るい時の輝度を細かく確認します。
この場合だと、画面全体を暗くしたときにキャラクターの明るいところの輝度が少し高いということが分かりました。もう少し暗くしておきます。
このように輝度の調整を終わったら、次はRGBごとの色調整を行います。
今度はRGBそれぞれで調整します。手順としては輝度の調整と同じでレベル補正などを使用して色ごとで調整をします。まずはRGBそれぞれの画像を確認してみましょう。
わずかですが、明るい場所はR(レッド)とB(ブルー)に差があります。暗い場所はほぼ同じ感じですね。個人的には、Gを基準にRとBの変化を見てそれぞれを調整する方法が良いと思います。
RとBの値を調整しました。ここまでの調整をすると、だいぶ同じ空間にいるようになったと思います。
仕上げの調整をしていきます。
写真や映像を撮影する場合、被写体にライトを使って光を当てると思うので、それと同じようにキャラクターにも光が当たっているように見せるために、少し明るくします。
単純に明るくするだけではなく、明るくなった時の色味を考慮して調整すると、より自然な仕上がりになります。
最後にカラーグレーディングを行い、画面としての雰囲気を調整すれば完了です。
一通りの工程をまとめると下記のような流れです。
色を合わせるだけでも雰囲気がグッと良くなるので、ぜひ試してみてください!また、今回は色だけの調整でしたが、コントラストやカメラの構図なども合わせて調整すれば、よりまとまりのある画作りができると思います。