みなさん、こんにちは!
今回は、80年代、90年代アニメの雰囲気を作る方法についてお話したいと思います。セルアニメの雰囲気なんかいいですよね!
さて、当時の雰囲気を作るために絵柄や塗り方など解説するポイントはたくさんありますが、今回は特に撮影部分についてお話ししたいと思います。
当時のアニメ雰囲気を作るためには、まずはアナログ時代のアニメ制作工程について理解する必要がありそうです。
当時のアニメ制作工程を簡単におさらいしてみましょう。大まかな流れとしては:
1.紙を使って線画を描く。
2.線画をトレスマシンを使用してセルに転写。
3.セルに色を塗る。
4.撮影。
5.フィルム現像。
6.編集、アフレコ、ダビング
という感じでしょうか。
今回は撮影の部分に注目して話をしたいと思います。
デジタルとアナログの最も大きな違いは、実際に「カメラを使って撮影している」ということではないでしょうか。カメラを使ってフィルムに撮影しているので、フィルムという物理的な媒体を経由して最終的な映像になっていることになります。
当時の日本のアニメ制作では、主にコダックか富士フィルムが使用されていました。
それぞれに特徴的な色調があり:
・コダック:温かみのある色調で、やや赤みがかった印象
・富士フィルム:クールな色調で、やや青みがかった印象
作品の雰囲気や制作側の好みによって使い分けられていたようです。これらの特徴をデジタル上でも再現することで、フィルムの雰囲気を取り入れることが出来るはずです。
例えば、コダックフィルムの雰囲気を再現してみようと思います。ポイントとなるところは:
・明部をやや抑え、暗部を少し持ち上げる。
・全体的に赤みを加える。
・コントラストを若干強める。
これらの調整を加えると、赤みがかった印象を加えつつ、明暗も弱くなって全体的に柔らかい印象になります。さらにフィルムの特性である、フィルムノイズや色のにじみなどを加えてみます。
最初と比較するとデジタルならではのクリアな印象から、フィルムカメラで撮影したような柔らかい質感に変わったと思います。
実際の撮影現場では、フィルムの特性以外にも、ライティングや撮影環境の状態、セルシートの特性など、様々な要素が影響しているので、それらを加えていくとより雰囲気が近づくと思います。
このようなフィルム撮影されたアニメの雰囲気を、Shoostの次のアップデートに加えようと思っています。開発は順調に進んでおり、かなり良い感じになってきました。アップデートをお楽しみに!