『新ゲッターロボ』の私の推しカプの片割れである武蔵坊弁慶くんは、主人公・竜馬くんが迷い込んだ地獄のような異世界の中で、胴体がちぎれて内臓がデロンッてなって絶命するシーンがあります。
ちびっこが見たらトラウマ必至のこのシーンですが、それでも愛しい推しが登場するシーンの一つなので、私はこの地獄変の弁慶も愛しています。
そんな内臓デロデロ弁慶ちゃんのスクィーズが作りたい!
いつでも推しの内臓をむにむにプニプニできる最強の環境を手に入れて、生活の質を上げたい!
そんな私と同じ願望を抱いている全世界70億人のみなさま、お待たせしました。
内臓スクィーズの作り方を共有するので、ぜひあなたも推しの内臓やいろんな形のスクィーズを作って人生を豊かにしましょう!
※この記事には内臓の形をした物体の画像が含まれます。
まずは完成した図をご覧ください。
黄色い服の坊主頭が、我らが武蔵坊弁慶です。
上半身はスポンジ、内臓は人肌ゲルでできています。
材質は違いますが、どちらもプニプニできます。
紺色の服の神隼人くんの方は、全身が粘土でできているのでカチカチです。
まずはざっくりとした制作の手順をご説明します。
●スポンジを切って上半身の形にする。
●水で溶いた粘土をスポンジ表面に塗る。
●粘土を成形して頭部と腕を作り、上半身に貼り付ける。
●絵の具で着彩する。
●石粉粘土で内臓部分の形を作る。
↓一日放置して乾かす
●できた内臓をシリコンで型取りする。
↓シリコンが固まるまで一日放置する
●シリコン型の内部の形を整える。
●シリコン型を使って人肌ゲルで内臓を作る。
↓人肌ゲルが固まるまで一日放置する
●必要に応じて人肌ゲルに着彩する。
●上半身と内臓を接着する。
完成!
100均で買えるもの
●目の細かいスポンジ …メラミンスポンジなど
●エンジェルクレイ …セリア、CanDoにあります
●アクリル絵の具 …あなたの推しの上半身に必要な色を揃えてください。
※肌色がなければ黄色+白+ほんのちょっとの赤で作れます。
●絵の具を塗るための筆やパレットのたぐい
●デコパージュ …表面がコートできれば何でもいいです
●紙コップ小&プラコップ大 …粘土を溶かす・シリコンやゲルを混ぜるのに使いました
●シリコン型を作るための容器 …私は100均でタッパーを買いました。
※内側の底がつるんと平らのものを用意してください。
●カッターナイフ …刃の長いタイプとデザインナイフどちらもあると便利
●両面テープ
Amazon等で買うもの
●モールド作成用シリコン …私はこれ買いました
●石粉粘土 …何でもいいです。迷ったらニューファンド
●人肌ゲル …公式通販 Amazon、楽天等でも安く買えるかも。硬度0or7がおすすめ
●人肌ゲル専用着色料 …内臓には絶対にこの着色料で色を付けて下さい。肌色と赤がおすすめ。安く買えるところを探してね
●人肌ゲル専用コート剤 …着色料を混ぜて表面に塗るためのものです。
●電子のはかり …0.1g単位で計れるもの
●アロンアルフア
必須ではないけどあると便利
●竹串+園芸用のオアシスなど …粘土を塗ったスポンジをここに刺して乾かします
●スパチュラ …粘土の成形用
●毛抜き、ピンセットのたぐい …安い筆を使うなら必須かも
●シッカロール …ベビーパウダーなら何でもいいです。
●割り箸、木のヘラ等 …シリコンやゲルを撹拌するのに使います。
いちばん大事なもの
●諦めない心
ではさっそく作っていきましょう。
ざっくりとでいいので、どんな感じのスクィーズを作りたいのか頭に思い描き、できれば絵に起こしてみましょう。
私はこんな図を描きました。
上手に描く必要はありません。
自分に分かればいいんです。
私は『うつ伏せに寝そべった上半身』をイメージしました。
闇雲に作り始めるより、目指すゴールを決めてから制作したほうが挫折しないで済みます。
何となく完成図がイメージできたら、早速作り始めます。
目の細かいスポンジを、カッターでざくざくと斬り削り、胴体部分の形にしていきます。
勢い余って切りすぎないよう、スポンジにペンで胴体の形を描き、少しずつ削っていくのがいいでしょう。
私はまずスポンジに水平方向にカッターを入れ、かまぼこのようなアーチ型にしてから、両側の端の角を削って丸みを出していきました。
(写真の黄色いボールは没になった試作品なので気にしないで下さいね!)
★だいじPOINT
あなたはぷにぷにの柔らかい推しを作ろうとしています。
なのでちょっとぐらい形がいびつでも、そこが可愛いところになります。
また、上からこってりと粘土を塗るので、シビアに角を落とさなくても大丈夫です。
最後に、お腹の断面(内臓が出てるところ)に、内臓パーツをドッキングさせるための穴を開けて完成です。
この穴の奥行きは1cmもあれば十分です。
単2乾電池くらいの量のエンジェルクレイを紙コップに入れ、小さじ0.5くらいの水道水を加えます。
クレイを紙コップの壁面に押し付けて潰すように混ぜていると、だんだんと水とクレイが混ざってどろどろになってきます。
これをスポンジ表面に塗りたくり、コーティングしていきます。
筆ではなく、アイスの棒のような木べらで塗るのがおすすめです。
ステップ2の最後に開けた最終ドッキング用の穴の中にも、クレイを塗って下さいね。
★だいじPOINT
クレイがしっかり溶けてないと、スポンジに塗った時にダマでボコボコになります。
溶けたかな?と思ってもしばらくはさらにかき混ぜてしっかりクレイを水に溶かしましょう。
これはまんまとダマになった図です。
ともあれ、塗れたら乾かします。
1〜2時間で乾きますが、柔らかい粘土なので、表面を押すとスポンジの柔らかさのままフニフニ凹みます。
★だいじPOINT②
クレイを分厚く塗りすぎると、指で押した時にひび割れてしまいます。
その時はご愛嬌です。
クレイは、後から表面に絵の具を塗る時にスポンジのざらざらが見えず表面が滑らか…程度の薄さで十分です。
残りのエンジェルクレイを使って、頭と手を作って行きます。
この部分の造形をこだわりたい人は、いくらでもこだわってください。
あなたの考える最強の上半身ができるまで、どれだけ時間を掛けても構いません。
これは着彩に進んだ段階の写真ですが、おまけで作った隼人くんの方は、髪の毛も成形しました。
①板状に粘土を伸ばして10分ほど乾かす
②少し固まるので、ハサミやカッターで髪束の形に切る
③エンジェルクレイを新たに少量出して接着剤代わりにし、頭部に髪をくっつける
…という手順で、前髪と後ろ髪を作りました。
髪の毛のあるキャラを作る場合は、先に顔を描いてから髪を形成するほうがいいかも知れません。
次の着彩のステップと行ったり来たりしながら作ってみて下さい。
私には立体造形の心得が全くないので、こうするといいよ…等の役立つアドバイスを書くことができません🐟🥺
がんばってください!!
できた上半身にアクリル絵の具で色を塗ります。
顔は鉛筆等で下描きしてから、面相筆のような細い筆で慎重に描きましょう。
大丈夫。可愛くできてますよ。
絵の具が乾いたら、全体にデコパージュを塗って更に乾かします。
おめでとうございます!
上半身が完成しました。
ここまでの手順は、こちらの動画を参考に作っています。
いや、丸パクリです。
この動画なくして上半身はできませんでした。
本当にありがとうございます!!
次に石粉粘土をこねこねして内臓の形を作って行きます。
ここで作った粘土の形と大きさが、そのまま内臓のできあがりの形と大きさになります。
つまり人肌ゲルの量で足りる程度の大きさに作ることが大切です。
人肌ゲル一箱(100グラム)で作れるスクィーズの大きさは、ニューファンドの石粉粘土1/3くらいです。
(計量が面倒なので人肌ゲル全量を使用する大きさで作りました。
ちゃんと薬剤の比率を守って計量できるかたは、お好きな大きさで作りましょう)
上半身とドッキングする箇所と、ドーム状の土台を作り、その上に細長くした粘土を貼り付けてディテールを加えていきます。
このステップでも、理想の内臓ができるまでどれだけこだわっても構いません。
最強の内臓を形成しましょう。
私は初め、アニメ本編を見ながら左のような内臓を作りましたが、もっと凝りたくなって右の内臓を作り直しました。
ここで妥協すべきではありません。
頑張ってください。
★だいじPOINT
このあとシリコンで型取りする都合上、内臓の底面は真っ平らにしてください。
内臓が形成できたら、丸一日乾かします。
底面もしっかり乾くように、半日経ったらひっくり返しましょう。
内臓が乾いたら、なんということでしょう。
粘土が縮んで内臓の凹凸に隙間ができています。
この状態のままシリコンで型取りすると、内臓の隙間から粘土の奥までシリコンが流れ込み、非常に複雑すぎるモールドができてしまいます。
すると人肌ゲルがモールドから剥がれなくなったり、ちぎれたりしてしまう事故に繋がります。
なので新たに石粉粘土を少量用意し、ほんの少しの水道水と混ぜて緩くしたら、内臓の隙間を埋めていきましょう。
できたらまた乾燥です。
内臓の底面に両面テープを貼り、容器の底にしっかりと貼り付けます。
これで準備は完了です。
型取り用のシリコンは、2種類の薬剤を混ぜ合わせることで化学反応が起きて固まる仕組みになっています。
A剤とB剤の比率が悪かったり、完全に混ざっていないと、硬化不良を起こしてしまいます。
売られている全量をしっかりと混ぜたり、はかりで分量を測ったりして、正しい比率になるようにしましょう。
混ぜる時は、割ってない割り箸のお尻やアイスの棒などの平たく幅のあるものでしっっっかりと混ぜます。
★だいじPOINT
容器の壁面や底面、棒の周りは撹拌不足になりやすいので、しっかりとこそいでとにかく混ぜます。
撹拌できたら、粘土の内臓が完全に埋まる嵩までシリコンを注ぎ込み、平らな場所で24時間安置しましょう。
一日経つ頃にはシリコンが硬化し、モールドができています。
容器からシリコンを取り出しましょう。
これはシリコンが型から出てこないことを恐れてクッキングシートを敷いて作った画像ですが、全く無意味どころか逆効果だったので真似しないで下さいね。
シリコンが内臓の上まで侵食してしまっているので、カッターで底面の形に切り取り、モールドの形を整えます。
赤線部分をカッターで切ってきれいにします。
更に、粘土の形によってはシリコンに穴を開ける必要があります。
こちらの図をご覧ください。
こうしてカッター等で空気穴を開けて、人肌ゲルが隅々までしっかりと流れ込むようにモールドを調整します。
では粘土の内臓をシリコンから剥がします。
ここから先はシリコンのみ使うので、粘土は崩壊しても大丈夫です。
できあがったシリコンモールドの内側を観察してみてください。
ピロピロとしたバリができていたり、粘土の隙間にシリコンが染み込んでできてしまった突起がありませんか?
今度はそれらをハサミで切っていきます。
このシリコンの中にゲルを流し込んでスクィーズを形成した時、できるだけひとつなぎの形になるようイメージしながら、不要な突起等を除去していきます。
ここまでできたら、もう完成したも同然です。
シリコンモールドを数時間寝かせましょう。
化学薬品の成分が揮発し、よりよい状態になるらしいです。
いよいよ人肌ゲルの登場です。
まずは人肌ゲルに色を付ける必要があります。
私は内臓らしさを表現するために、
・人肌ゲル自体を肌色で形成する
・表面に赤色を塗布する
という2層構造で着色しました。
★だいじPOINT
絶対に人肌ゲル専用着色料を使って下さい。
普通の絵の具を混ぜると人肌ゲルは硬化しません。
人肌ゲルは安いものではないので、ここでケチって全てがパァにならないように注意してください。
デジタル図りから容器の重さを引いて、人肌ゲルの主剤を使い捨てプラコップに出します。
主剤はトロッとしてるので、厳密に全量は出て来ないと思いますが、できるだけ全てを出し切ります。
重さを把握したら肌色の着色料を加えます。
加えられる量は主剤に対して1%までです。
着色料もトロッとしているので、適切な量を加えるのがちょっと難しいです。頑張ってください。
混ぜます。親の仇のように混ぜます。
主剤と着色料が混ざったら、今度は硬化剤をぶっこみます。
混ぜるのに使用した棒を伝うようにして静かに主剤の中に加えたら、そりゃもう混ぜます。
シリコンを撹拌した時と同様に、棒の周りの薬剤をこそいだり、容器の底や壁面をごりごり擦ったりしながら、とにかく混ぜます。
混ぜると空気が入りますが後から何とかなるので気にしなくて大丈夫です。
混ざったらシリコンモールドの中に流し込んでいきます。
ひたひたになるまで流し込んでも、ゲルは少し残ると思います。
ちょっともったいないけど、硬化不良を防ぐためにはそのくらいがちょうどいいのです。
※どうしてももったいない…と思う場合、シリコンモールドを形成する段階で、内臓に干渉しない部分に別の粘土で小さなマスコットの型を一緒に取っておくのはどうでしょうか。
もし人肌ゲルが余ったらそちらにも流し込めば、可愛いミニスクイーズが作れます。
では、シリコンモールドを1cmほど持ち上げて、トントンと落とし、人肌ゲルの中の気泡を浮かび上がらせましょう。
竹串などで気泡部分を突いたりぐるぐる混ぜて潰します。
そうしたら平らな場所で24時間放置します。
これで翌日には内臓ができているわけですが、最初の1時間が経過したら一度様子を見てみて下さい。
大きめの気泡ができていませんか?
ゲルが少しだけ硬化して、気泡を潰しやすくなっています。
竹串などで潰しましょう。
さぁ、あとは待つのみです。
★だいじPOINT
部屋が寒いと硬化に時間が掛かります。
この24時間は、20℃以上の室温で過ごして下さい。
人肌ゲルが固まったら内臓をモールドから取り出すのですが、えっ?これ大丈夫か?ってくらいベッタベタの粘着質になっています。
この表面にシッカロールを塗布すると、サラッサラのすべっすべにする事ができます。
粉は人肌ゲルの箱の中にも入っていますが、内臓の面積に対して粉が足りなくね…??と思ったので、私は初めから市販のシッカロールを使いました。
まずは内臓の底面に当たる平らな面に、シッカロールをまぶしてベタつきを取りましょう。
そうしたらシリコンモールドから内臓を取り出していきます。
べたべたにくっついているので、細かい箇所がちぎれないようにゆっくりと剥がしてください。
この時、内臓の表面にこれから赤で血の色を付けたいので、赤くする部分にはシッカロールが付かないように気をつけて下さい。
取り出したら着色料の準備をします。
人肌ゲル専用のコート剤を紙コップ等に出し、デジタル図りで重さを把握します。
人肌ゲル専用着色料の赤を加えます。
今回はコート剤の量に対して5%まで加えることができます。
この着色料はかなり発色がいいです。少しずつ加えて混ぜながらお好みの具合にしましょう。
着色料とコート剤をよく撹拌したら、筆で内臓の表面に塗っていきましょう。
この時、わざとムラになるよう、べたべたと薄付きで大雑把に塗って下さい。
表面がムラムラになっていたり、細かい部分の奥まで塗られてないくらいが、血の表現としてリアルです。
そうすると……
このようになります。うわぁ。
★だいじPOINT
コート剤を塗るのは安物の筆でいいのですが、安物の筆は毛が抜けやすいです。
内臓の表面はベッタベタの粘着質なので、めちゃくちゃ毛が抜けます。
コート剤が乾く前に、ピンセットや毛抜きできちんと取り除きましょう。
塗れたら乾かします。
この画像くらいの薄塗りなら5時間程度で乾きますが、こってりと分厚く塗ったかたは24時間ほど乾燥させてください。
●ここから先はお好みです。
コート剤を塗ると表面のベタつきは緩和されますが、ピタピタと手に吸い付くような質感は残ります。
血に濡れた光沢の感じや、ピタピタ感がお好きな方は、ここまででOKです。
さらさら、すべすべの感触にしたい!という方は、乾いたコート剤の上からシッカロールをまぶします。
気持ちいい手触りになりますが血の光沢感がなくなりマットな見た目になるので、お好みでシッカロールを付けるか付けないかお選び下さい。
★だいじPOINT
上半身とドッキングする部分にシッカロールが付いてもきちんと接着できます!ご安心ください。
最後の仕上げです。
内臓スクィーズのドッキング部分にアロンアルフアを手早く塗り、スポンジの上半身と合体させましょう!
10秒くらい固定しておけばすぐ付きます。
これで完成です!!
おめでとうございます!
あなたはいつでもどこでも推しの内臓をプニ💖プニ💖プニ💖プニ💖できる特権階級になりました!!
「いいのかな?そんな口を利いて。私は家に帰れば推しの内臓をプニプニできる権利を有した人間だが?」
「きみ、推しの内臓触ったことある?私はあるよ。毎日ね」
そんなセリフも今日から言い放題。
ようこそ、自宅に推しの内臓がある生活へ。
うまく作れるか分からない…不器用だから…絵心がないから…などと悩んでいるあなたも、ぜひ思い切って「こちら側」の世界に来て下さいね。
あなたの制作と、あなたの推しの内臓を応援しています!🐟🥰✌️
水垣サンゴ
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